考えたこと2

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体育祭
昨日は子供二人の体育祭に行ってきた。
天気を心配していたが、一時中断があっただけで、何とか持ちこたえてよかった。

長男は高校3年なので、最後の体育祭になる。

ぼくにも高校3年の体育祭があった。

ぼくらの高校は、体育祭の終了後ファイアラリーという行事があって、日が暮れた後みんなで火を囲んで歌をうたうというイベントがある。(今でもやっているのかな…)

ファイアラリーで、全校生徒の前で歌をうたうのは、在校生の中から事前のオーディションで選ばれたバンド。もちろん、当時のことでフォークギターでフォークソングをうたう…という事になる。
そのオーディションに2回出た。
2年の時は、N君と2人で出て、オフコースの「でももう花はいらない」という曲をやった。
そのときは、3年生の3人組のバンドに負け(たいがい、3年生が選ばれるのだ)、出ることができなかった。

3年生の時は、クラスのまとまりが良くて、クラス全員でエントリーし、見事当選した。「岬めぐり」をやった。
ぼくはギターを弾いた。ぼくらの高校にはフォークソングをやるクラブもなく(ぼくは落語がやりたかったのだが…ここに2回ほど書いた)、当時ギターを学校に持っていくというだけで、何となく誇らしげな気分になったものだ。

今は高校生が持っているのはエレキギターがほとんどだが、当時はエレキギターは不良のやるもの…というのが世間の目だったと思う。
ちょうど、「フォーク」というのが少しは「よい子」の方に寄ってきたのが、1970年代の後半だった。

話はそれたが、高校3年の体育祭は、ぼくらのクラス、とりわけぼくにとっては、ファイアラリーに出演するというのは楽しみなイベントだった。

しかし、その日は朝から雨で体育祭は順延になって、ファイアラリーは中止になってしまった。

天気には勝てない。

もともと、運動が得意ではないぼくにとって、最後の体育祭はそれまでで一番楽しみなものだったが、朝からすごい雨で到底できるような天気ではなかったのだ。
当時から、あまり執着心が強くないぼくは、すぐにあきらめた。
それでも、一応ギターを持って登校したのだが…。

後から、何度かそのことを思う。
どうして晴れなかったのだろう…。
でも、それはそれでよかったのだ。

昨日は、子どもたちの日頃の行いが良かったのだろう。彼らの体育祭は少しの中断をはさんで、無事行うことができた。
途中の雨で生徒たちはたくさんの仕事が増えたが、それもよい思い出になるに違いない。

人生のページを繰っていくと、最後の…がいくつもある。
学生時代には最後の入学式、最後の卒業式、最後の給食、最後の春休み、最後の文化祭、最後の体育祭、最後の寄席…そして最後の出勤日、最後の花見、最後の食事、最後の言葉…。

でも、「最後の…」がわかるのは、終わってしまってからだ。
その時には、わからない。
「最後の…」などと考えずに、その時を過ごしているからこそ、わからないのだろうし、それは良いことだ。

いずれ、時間がそれを教えてくれる。



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