考えたこと2

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音のない時間2
昨日書いた、「音のない時間」について、もうちょっと書く。

詩は不得意だが、詩の行間というのも、「音のない時間」だ。
一連の言葉があって、その次の言葉があるが、言葉と言葉のあいだに、感情が宿る空間が必要だ。

もう終わってしまったが、以前プロジェクトXで感激したのが南極越冬隊の話。

今はオーロラの専門家になっている人が、第一回の越冬隊の隊長に助けてもらった話をしているときに、急に思いがこみ上げてきて、無言になった。言葉を出そうとしても、その時の思いが胸いっぱいになって、言葉が出てこない。
テレビではめずらしいが、アナウンサーもじっとその人の顔を見つめていた。

どこまで続くんだろうという無言の後に、その人が嗚咽をはじめ、あの時あの隊長が助けてくれなかったら…という話を泣きながらし始めた。
思わず、もらい泣きしてしまった。

「音のない時間」が言葉にできない感動を表したと思う。

もう一つ、「音のない時間」がある。水の中だ。
以前、プールに通っていたが、泳いでいるときには人工的な音は聞こえない。
水の音だけだ。
水の音を聞きながら泳いでいると、気持ちが集中できる。
頭の中から余計な思いが去っていく。
20分くらい泳いでいると、気のせいか頭がスッキリしたような気になる。
これは、「音のない時間」の効用だと思う。

世の中には音が溢れているが、「音のない時間」は貴重なものだと思う。



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