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2006.02.07 Tuesday
2次元か、3次元か…
宮崎アニメは素晴らしいと思う。
千と千尋の神隠しもよかったし、となりのトトロも、魔女の宅急便も、紅の豚もよかった。 今やディズニーのアニメをしのぐ勢いだ。 そのディズニーは、3次元のコンピューターグラフィックス制作会社のPixer社を買収したという。 最近の作品ではMr.Incredibleを見たが、これはこれですごい。 景色や質感など、すべてコンピューターグラフィックスで作ったとは思えないほど、リアルな部分がある。 宮崎アニメは、細かい色の指示などはコンピューターを使っているだろうが、2次元の絵である。 どちらを作るのが、より大変なのかはわからない。 でも、単純に2次元の次は3次元…というものではないと思う。 一昨年の名探偵コナンの映画では、無理に3次元のコンピューターグラフィックスを使った部分があり、ちょっと興ざめした。 2次元には2次元の良さがあり、3次元には3次元の良さがある。 特に、宮崎アニメの世界は、2次元の方が表しやすいのではないか…という話を風呂で子どもとしていたら、たしかに、千と千尋のユバーバが3次元のコンピューターグラフィックスやったら、ちょっと気色悪い…という話になり、納得した。 現実から離れたものは、3次元にはしにくいのではないか。 それを無理なく見せられて、ファンタジックに表せるのは、2次元のアニメなのかもしれない。 まだまだ、2次元のアニメの世界は広がっていると思う。 そして、その部分は日本の強いところだと思う。 紙の上に描かれた絵の強さは、まだまだ衰えないだろう。 |
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