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2005.07.25 Monday
小田和正曰く
朝のニュースで、小田和正のツアーの取材をやっていた。
57歳だったんだ。完全に団塊の世代。もうちょっと若いと思っていたが・・・。 ちょっと髪は薄くなったが、あの声はそのままだ。すごい。 コンサートには、小田和正と同世代以上の人がけっこう来ている。 それらの人たちに向けて、コンサートの中で彼が話しているところが、放送されていた。 人生の価値・・というようなものについて、 「思い出をいっぱい作る方が勝ちですよ。毎日ダラダラ生きてちゃダメ。 でも、いっぱい作りすぎるとね、死ぬのがつらくなる。その兼ね合いがむずかしい・・・。 回りの人に助けてもらうのはいいと思うよ、でも、頼っちゃダメだ。 自分の力でのたうちまわらないと・・・。」 この話の後「そして今は」という曲を歌っていた。今回のアルバムのラストの曲だ。 そして今は (作詞・作曲 小田和正) 遠くの 景色を 眺めるようにして 過ぎてきた ときを ふり返れば 目に浮かぶ ともたち 愚かな 日々 きらめく 笑顔と 涙と そして きみの中に ぼくは いるか 空は あの日のように ただ 青いか 愛する ひとは そこに いるか もういちど 生きて ゆくとしても また 同じ 人生を たどるだろう ぼくが こうして ぼくで ある限り ぼくは きっと 自分を 生きるだろう そして きみの中に ぼくは いるか 空は あの日のように ただ 青いか 愛する ひとは そこに いるか 何を 求めて ここまで 来たのか まだ 見えない 多分 これからも ただ ぼくは 何をすれば いいのか 少しだけ 分かったかも 知れない そして きみの中に ぼくは いるか 空は あの日のように ただ 青いか ほんとうに きみを 愛せているか あの日々は まだ かがやいて いるか 今も きみの中に ぼくは いるか この曲には「僕ら」は出てこない。「ぼく」だけだ。 もう一度生きていくとしても、同じ人生をたどる、という自信。 何を求めて来たのかは分からないけど、今は、何をすればいいのか、少しだけわかったかもしれない・・・。 僕はまだ、「何」をすればいいのか、わからない。 この「何」は、自分の人生の目的、というようなものだと思う。 思い出をいっぱい作ったら、その中から見えてくるものがあるのかもしれない。 毎日ダラダラ生きていたら、見えてこないのかもしれない。 エライですね。 勝ち組の人だから・・・と言ってしまえばそれまでだが、勝つには勝つだけの理由と努力がある。 57歳でこのパワー。もっとがんばってほしい。 最近増えてきたけど、思い出をいっぱい作れるように、がんばろう。 いっぱい作りすぎると、死ぬのがつらくなる・・か。 それはそれでイイと思う。 きっと、小田和正もすでにつらくなってるんだと思う。 そうでないと、あんな言葉は言えないだろう。 |
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