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2005.07.17 Sunday
この素晴らしき世界
ライブハウスに行った。
音楽はいい。 ステージよりも早めに行って、ショーの始まりを期待しながら、気のあった人たちと飲んで食べる。世間話に花が咲くが、今から音楽を聴こう、という気持ちがそうさせるのか、あまり仕事のボヤキなどの話は出ない。 ピアノがあり、ドラムスがあり、マイクが立てられたステージのそばにいるだけで、気持ちが前向きになるんだろうか? ショーが始まって、ステージ上の歌手とバックのプレイヤーの音がライブハウスの空間を満たす。 ボーカルの気合いが伝わってきて、バックのリズムに合わせて、自然に身体が揺れる。 ああ、音楽はいいなあ、と思う。 一緒に口ずさんで、手拍子する。 このエネルギーは何なんだろう。 何が人を音楽に向かわせるんだろう。 2回のショーを見終わって、気持ちのいい充実感を胸に、ライブハウスを後にする。 印象に残ったのは、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」。 WHAT A WONDERFUL WORLD (George Weiss / Bob Thiele) I see trees of green, red roses too I see them bloom for me and you And I think to myself, what a wonderful world I see skies of blue and clouds of white The bright blessed day, the dark sacred night And I think to myself, what a wonderful world The colours of the rainbow, so pretty in the sky Are also on the faces of people going by I see friends shakin' hands, sayin' "How do you do?" They're really saying "I love you" I hear babies cryin', I watch them grow They'll learn much more than I'll ever know And I think to myself, what a wonderful world Yes, I think to myself, what a wonderful world Oh yeah この素晴らしき世界 緑の木々だって、赤いバラだって 僕らのために咲いていると思う 僕は思うんだ、この世界は素晴らしいと・・ 青い空、白い雲 明るく楽しい日、暗く聖なる夜 僕は思うんだ、この世界は素晴らしいと・・ 虹の色がすごくきれいな空 通っていく人たちの顔も同じように美しい 友たちが握手をして、「初めまして」と言う 本当は「I love you」と言ってるんだ 赤ん坊の鳴き声が聞こえる、大きくなっていくのを見ている 彼らは僕が知ってることよりもたくさんのことを学ぶだろう 僕は思うんだ、この世界は素晴らしいと・・ そう、僕は思うんだ、この世界は素晴らしいと・・ こんな意味だろうと思うんですが。 なんという事のない歌詞だ。 でも、あのメロディで、この歌を聴くと、何とも言えず胸に迫るものがある。特に、ルイ・アームストロングの枯れた声で聞くと、よけいにそう思う。(ライブの歌手はルイ風に歌ってくれた) これが音楽のチカラなんでしょうね。 こういう事があると、心のモヤモヤがリセットされたみたいになる。 音楽のある、この素晴らしき世界。 生きててよかった、と思える数少ない瞬間ですよね。 |
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