考えたこと2

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フォーチュンクッキーの言葉
欧米の中華料理屋にあって、日本の中華料理屋にないものの一つがフォーチュンクッキー。(おみくじ入りのクッキー)
おいしいものではないが、何となく楽しみである。

貝殻のようなかたちで、クッキーというよりも、煎餅のような生地で、中が空洞になっており、その中に紙切れが入っている。
その紙切れに、お告げが書いてある、というもの。

運試しというか、おみくじというか・・・。
なぜ日本の中華料理屋にはないんだろうか。
食事の最後に出てくる。
さあ、今日は何を書いてあるんだろう?と思いつつ、割って中の紙を見る、という楽しみ。

2000年に2週間ほど出張したときに、3回フォーチュンクッキーを食べた。
その時の紙切れを3枚とも財布に入れて、長いこと持っていた。
昨年あたりに、財布から出して、どこかにしまったつもりが、今は見つからない。

その時の彼の地での仕事はすごく面白いものだったが、相手の対しての信頼関係を持たないとうまくいかない、というものだった。何せ、一方的にこちらが教えてもらう、という立場だったし・・。

偶然なのか、それとも、もともとフォーチュンクッキーのようなお遊びには悪いことなど書いてないからだろうが、すごくその時の思いにぴったり来る言葉が3回とも出てきた。

Nothing in the world is accomplished without passion.
情熱がなければ、何一つできないよ。

There is no wisdom greater than kindness.
親切にすること、それが一番の知恵。

You should be able to undertake and complete anything.
キミはなんだってできるハズ。(←これで意味はあってるのか・・?)

小さい紙切れだったが、一緒に行っていたH君に見せて、「お、ええヤツがでた!」と喜んで、クルクルと丸まっているのを伸ばして、財布に入れたのが懐かしい。

4年間ほど、ずっと財布に入っていたのだが、ボロボロになってきたので、内容をちゃんとメモして、「これは、大事な紙だから・・・」とどこかに置いて、それがどこなのかわからなくなった。きっとどこかにある。

中華料理屋のフォーチュンクッキーのお告げは、誰がしているんだろう。
僕のイメージでは、ベストキッドというカラテ映画に出てきた、パッド・モリタという俳優がぴったり来る。
あのおじいさんが、チマチマとお告げを紙に書いて、まるめて、顔を上げてにこりと笑う・・・という感じ。

それが、誰にせよ、フォーチュンクッキーの神様には感謝している。
下らないことかもしれないが、3つのお告げは本当に大事なことだし、たくさんのフォーチュンクッキーの中からよりにもよって僕のところに来た、ということに運命を感じるのだ。

大げさだけど、そんなちょっとしたことで、二度と戻れない時間を大切に切りとることができたし(その出張は、すごく思い出深いものだったが、僕もH君も写真など撮らなかった)、これらの言葉がことわざ辞典に載っていたとしても、全く覚えてなかっただろうから。

情熱、親切、自分を信じること・・・いきづまったときには思い出さないと。


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