考えたこと2

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公正な入試
医学部で不正な入試が相次ぎ、文科省が対策のための第三者委員会の最終報告を公表したとのこと。
「性別、現役・浪人などの属性で一律の差をつけることは不適切」「同窓生の子供らが対象の特別枠を設ける際は丁寧な説明を」ということだ。

ぼくは、入試をやる学校が事前にそういうものを明示して、要項に示せばいいだけだと思う。
もちろん、国公立は別だ。
でも、私学の場合は、その自由は認められているのだと思う。
そうでないなら、女子大など認められず、共学しかダメだということになる。

入試の点で恣意的に操作するから、問題になる。
ちゃんと採点基準を明確にして、たとえば男子は上から何人、女子は上から何人、というふうに決めたらいい。
それが認められない人は、受けなければいいのだ。
そして、それが社会通念に反しているというのなら、誰も受けないし、その学校は潰れるだけだ。

例えば、地元出身者を優遇するというのは、地方の場合はあってもいいと思う。
どういう人を入れたいか、というのは私立学校の場合は選別できる。
そのことが、私立学校の存在理由にもなる。
文科省のやり方はそれを一律にさせようということだから、オカシイ。

今回問題になった医学部は、それをこっそりやったことが問題で、事前に堂々と示していればかまわないと思う。
こっそりやったのは、後ろ暗い気持ちがあったからだろう。
そんなことはやってはいけない。
多浪生は2浪までとか、要項に書けばいい。
定員も男子は何人、女子は何人というふうにしておけばよかったのだ。
こっそりしたのは、そういう事を言うと社会通念に反すると思ったからだろう。
どうしても必要なら、その理由も要項に書けばいいのだ。

今回の措置は推薦入試やAO入試に対しても適用されるのだろうか。
AO入試など、学校の恣意的な操作がいくらでも可能だと思う。
文科省が入試のルールを決めるのなら、一般入試のことだけやっても全くの片手落ち。
いくらでも抜け穴がある。

入試制度は多様化しているのだから、全部を対象にしないといけない。

AOや推薦についても、選考基準をもっとちゃんとオープンにするようにしないと…。



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