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2017.06.16 Friday
京阪電車
こないだ京阪電車に乗った。
生まれてから、ほとんど乗る機会がなかった。 考えてみると、今まで電車では神戸と尼崎の間を往復しただけ。 それもほとんど阪急か阪神電車。 京都に通っていたときはクルマだった。 京阪電車は新鮮だった。 この電車、ちょっとサイズが小さいなあと思う。 線路幅が狭いのと、カーブなどが多くて一両の電車も短くなっているらしい。 それと、社内のアナウンスが違う。 阪急や阪神は「ドアが開きます」というアナウンスだが、京阪は「ドアを開けます」という。 「左側のドアを開けます」と言われると「お、注意せなあかん」と思う。 ぼくが慣れていないからそう思うだけかもしれないが、注意喚起のためのアナウンスならこちらのほうがいいと思う。 「開きます」というと、なんか自然に開く感じだが、「開けます」というと意志を感じるからだ。 しかし、長いこと関西に住んでいても、京阪、南海、近鉄にはほとんど乗らない。 職場が神戸と京都だったこともあり、大阪の南には馴染みがないからだ。 京都に勤めていた10年間は、もっぱらクルマだったし。 転勤もなかったし、ある意味平穏無事な人生だった。 出張でよく行ったところといえば、茨城県のつくば市、豊田市、広島市、浜松市、九州の都城市、北海道の札幌、旭川、岡山県の津山市あたりだ。 それも点での移動で、線でつながっていない。 新幹線やクルマ、フェリーなどで行って帰るだけ。 出張だから当然か。 普通の人の人生は、転勤をして住むところが増えたとしても、そんなにたくさんの場所を訪れることもない。 そう思うと、ぼくなどわりと多いほうかもしれない。 京阪電車に乗って、そんな事を考えた。 |
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