考えたこと2

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ランサムウェア
最近よく聞くランサムウェアという名前。
マルウェアという「悪いソフトウェア」の一つだ。
コンピューターウィルスやワームというものをまとめてマルウェアと呼ぶらしい。
要は、コンピューターの中に入ったら、エライことになるというものだ。

ランサムウェアのランサムというのは、身代金のこと。
英語圏の人たちはランサムウェアと聞けば、「人質を取って身代金を要求する」というイメージがある。
日本では、ランサムという意味がわからないので、なんか具合の悪いことをするんだろう、という感じではないか。

ランサムウェアを実行してしまうと、コンピューターの中のファイルを勝手に暗号化して見えなくしてしまい、それを人質に取って、身代金を要求する、という仕組み。
実際に見たことはないが、コンピューターが立ち上がっても、その中の個人的なファイルにアクセスできなくなる。
そして、どこそこに身代金を遅れ、と言われるのだ。
支払い方法は指定され、ビットコインなどで送金する。
便利になると、犯罪者もそれを使うということだ。

中には暗号化せず、コンピューターを立ち上げるとポルノ画面が表示されて、それを止めるためにはお金を払えというものもあるらしい。
それに似たものは学校で勤めている時に見たことがある。
愉快犯的なものだったので、駆除できたのだが、ややこしいのは本人がなかなか申告せず、その間に広まってしまうのだ。
これは、感染してもがパソコン自体は使えたので、最初に感染した人がすぐに言っておれば、そんなに大きな騒ぎにならなかった。
大学の先生には、不正直者が多いということになる。

最近のランサムウェアはコンピューターの暗号化の技術の進歩で、それ自身も進歩している。
非常に解読しにくい暗号化を行い、かかってしまうと打つ手がないというやつだ。
個人のファイルやコンピューターに接続しているネットワークのファイルも暗号化してしまう。
そうなると、仕事で必要な情報が見られなくなるという事態になる。
だから、企業が標的となり、ヤミでお金を払うというケースもある。

暗号化の技術が進歩すると、ランサムウェアも進歩してしまう。
その進歩があるから、クレジットカードの番号やパスワードを安心して送ることができる。
しかし、それを悪用する人が出てくる。

だいたいはメールの添付ファイルが感染源。
最近は犯罪者も賢くなったから、巧妙な手口でメールを送る。
だから、開いて添付ファイルを実行してしまう。
しかし、いきなりランサムウェアが動くわけではない。
パソコンに忍び込んで、回りに感染する。
それから、本領を発揮することになる。

最新の手法で暗号化されたら、レスキューを頼んでもなかなか復元は難しい。
対策はバックアップをとっておくことだ。
でも、ランサムウェアがいつ入ったかわからないと、うかつにバックアップを戻せない。
データーだけを選んで戻す等の処理が必要だ。

ランサムウェアは恐い。

見ず知らずの人から来たメールや、知っている人からでもアドレスがややこしいものなどは開かないこと。
開いても、オカシイと思ったら添付ファイルは開かないこと。

それが対策になる。

エライ時代が来たものだ。


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