考えたこと2

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SMAP解散騒ぎ
昨日SMAPが会見し、活動継続ということになったらしい。

以前書いたが、この元はジャニーズ事務所のお家騒動とのこと。
社長の姉の娘とSMAPの女性マネージャーが戦っている。
今回、女性マネージャーが辞めることになり、SMAPの一部のメンバーはそれについていく、という予定だった。
そんなことをしたら、SMAPは解散だ、というのがジャニーズ事務所のやり方。
木村は一人残って、ジャニーズ事務所の側について、解散を止めたという形。

よほどジャニーズ事務所の力が強いんだろう。
まあ、嵐とかV6とか関ジャニとか、いろいろなタレントを抱えているからなあ。

女性マネージャーについていったメンバーを使うのなら、そのテレビ局にはタレントは出さない、という事務所の鶴の一声でテレビ局は黙るだろう。
よしもと興行も、会社の批判をして辞めた太平シローに対してそういう処置を取った。

エンタメ市場におけるテレビのシェアは下がっている。
インターネットにコンテンツを取られているのだ。

一方、テレビ界のエンタメ系では寡占化が進んでいる。
一部のジャニーズのタレントを使うだけで、視聴率が上がるからだ。
今や局よりも事務所の方が強い。

結局木村が事務所の意見を代弁したのだろう。

しかし、ああいう形で決着するのは気持ちが良くないだろうから、ゴタゴタの感情は残るし、いずれ解散するだろうなあ。

どうせなら、「事務所を変わったらジャニーズ事務所が解散だと騒いでいる。テレビ局に圧力をかけて、出ていった4人はもうテレビには出られなくなる」と4人の側が記者会見したらよかったのだと思う。
SMAPが国民的人気があるのなら、それを訴えるチャンスだったはずだ。
彼らが動けば、ジャニーズ事務所も黙ったかもしれない。
どこかの局が、それをサポートすると表明したら面白かったのだが…。
しかし、結局は木村が説得役に回り、残りの4人が折れた形で納得したのだろう。
それに視聴率で苦しむフジテレビが生放送で時間を空けた。
これでフジテレビはジャニーズ事務所から優遇されるだろう。

SMAPもヒーローなどではなく、ただのサラリーマンだったということだ。
国民的人気のあるグループのメンバーが、サラリーマンとは…。

テレビで街の声をインタビューしているが、解散しなくてよかった、という声ばかり。
そういう問題意識を、ファンのみんなに投げかけてくれたらよかったのに。
ホント、事務所の不当な締め付けを告発して、辞めたほうが良かったのではないか。

何となく残念。

| | 考えたこと | 19:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
想定外の外
想定外というのは、予想していたことが外れ、予期せぬ自体になること。
年をとって、足腰が弱るとか、寝たきりになるとか、そういうことを考えていたら、もっとヒドイことになった、という状況。
想定外を避けるために、どうしたらいいか、ということを考える。

しかし、そう簡単にはいかないのが人間の老後。
生きれば生きるほど、そのリスクは高まる。

たいがいの人が、これだけはなりたくない、と思っているのがボケてしまうこと。
それなら想定内だが、そうはいかない。
これが恐いところは、想定していたことさえ覚えていないことだ。

ボケてしまえば、ボケた方は楽だ。
いや、楽かどうかはわからないが、少なくとも今心配している自分ではないのだから、想像ができない。
でも、その状態を想像すると、楽ではないかと思う。
しかし、回りは迷惑だろう。
これが、ボケたくない理由にもなる。

人間の記憶の連続性はどうなるんだろうか。
家族の顔も忘れ、徘徊したりして、どうしようもなくなった時、記憶は失われているんだろうか。
それとも封印されてしまうのだろうか。
調子のいい時は思い出すということも聞くから、封印されているのかもしれない。

まさに想定していた自分を忘れるのだから、想定外の外である。

脳のCTなどを見ると、脳が萎縮して縮んでいる。
細胞数が減るから、記憶がなくなるんだろうか。
でも、縮んでも必ず発症するわけでもないので、難しい。

人生は一つの歴史である。
死ぬときはその歴史に幕をひく、という形で死にたいものだと、普通の人は思っているのだと思う。
それが途中でわけがわからなくなって、途切れる、ということが嫌なんだろうとぼくは思う。

いずれにせよ、長く生きるとこういうことが起こる。
昔はそうなる前に寿命を迎えていたのだろう。

本当に迷惑なのは、今そういうことを考えていても、それ自体が想定外の外だということだろう。

だから、考えても仕方ない、と言ってしまえばそれまでのことなんだが…。

| | 考えたこと | 00:32 | comments(0) | trackbacks(0) |