考えたこと2

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気づいたら変わっていた・・・
人は誰でも、自分が基準で、他人を見るときには、自分を投影して見る事が多いと思う。

その投影先が、ある日、気づいたら変わっている、というのが結婚式。

若いときは、結婚式に出たら、当然新郎に自分を重ねて見ている。
どうやって新婦と知り合ったのかとか、どんなつきあいをしていたのか、とか・・・。
花束を渡したり、ロウソクに火をつけたりする、その役目を自分に投影して見ているのが当たり前だったし、それが結婚式だった。
おー、こんな友達がいたのか、とか、学生時代はこんな事をやっていたのか、とか・・。

数年前に、呼ばれていった結婚式で、親戚多いから、大変やろなあとか、まだあと1人、結婚がまだの兄弟がいるのか、とか、ぼんやり考えていて、最後の花束贈呈の時に、あんなところで司会が盛り上げて、花束をもらうのはかなわんなあ、と思ったときに、気づいてしまった。
えー、いつの間にか親の立場で結婚式を見ているではないか!
なんでやねん、という驚きがあった。

どこで変わるんでしょうか。
投影先の変化というのは、意識しない間に起こってしまっている。
気がついたら、変わっていた・・・というヤツだ。

だから、どうなの?ということだが、やっぱり年を重ねたということなんでしょうね。

新郎だった自分が記憶の彼方に遠ざかり、ふと気づくと、親の自分がそこにいる。

毎日の暮らしの中で、徐々に変化は起こっているのでしょう。
気づかないうちに、少しずつ、意識を変えていくのだ。

そんなことの積み重ねが、人生の年輪、というものなのかもしれない。
年輪でいうと、たくさん日が当たって、輪と輪の間が離れた部分が、気づいたら変わっていた瞬間なのかもしれないですね。
たくさん、成長したという事か。

それが、中年という、最も人生で豊かな年代なのでしょう。
・・・あ、これも自分を基準に中年を美化しているということか。

それでいいのだ。
そういうふうに考えないと、自分が好きになれないし、自分を好きになれない人生は、よくないですよね。

僕より若い人は、若く、僕より年上の人が年寄り。
いつも僕は真ん中である。

ただ、真ん中がずれていっていることには気づかない。
それが長生きの秘訣かもしれません。




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