考えたこと2

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聞いて損した
今週の火曜日は初レッスン日。
先生と話をしていて、いろいろ聞いた。

一時はファドというポルトガル民謡のグループもやっていたらしい。
マカオまで行って演奏したとのこと。
ポルトガルギターという複弦の丸っこいギターも弾いていた。
いろんなことをやってこられたのにびっくり。

先生はバンドの曲も作っていて、スコア作成もプロだ。
もちろんパソコンで作る。

ミュージシャンにしては友達が少ないと言っていた。
友達の縁で仕事が入ったりするので、少ないのは損ということだが、人付き合いが苦手らしい。
それでも、腕は確かだし、一緒にやったことがある人が次もお願い、という感じで仕事を増やしているのだろう。

オーケストラの演奏会にも毎年呼ばれているし、ハモンドオルガンやスチールパンのユニットのメンバーでもある。
京都で昔からやっているハードなバンドも続けているし、SAMURAIというバンドのメンバーでもある。

そういう先生だが、AIの音楽の話になって、「最近のAIはすごい」ということで一致した。
話の中で、「いいと思った曲がAIのものだとわかると、聞いて損したという気分になる」という。
作り手から見ると、そうなのだろう。

「聞いて損した」という言葉には、きっといろんな思いが入っている。

AIだとわからなかったという悔しさや、AIが作った曲をいいと思ってしまった自分の情けなさ、AIにいい曲が作れるという事実への否定の気持ちなどだろう。
それはぼくもよくわかる。

それでも、音楽生成AIの学習量は人間では太刀打ちできない量なのだ。
音楽は音符の高さと長さ、発音のタイミングなどで成り立っている。
その組み合わせは無限だが、人間が心地よいと思う音楽は、限られたパターンの中で作られることが多い。
それを膨大な量学習すれば、少なくとも60点の音楽は生成できるのだろう。

ときには80点も出るだろうし、90点もあるかもしれない。
それでも、100点はまだまだないと思う。

だいいち、ライブができないのだ。
それは致命的だろう。

そのうち、観客に反応するようなロボットが楽器を弾いて、歌を歌うなどということがあるのかもしれないが、それはまだまだ先だと思う。

だから、先生は安心してもいいと思うのだが…。






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