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2018.10.30 Tuesday
Songs to Soul
BS-TBSで日曜日の夜にSongs to Soulという番組をやっている。
昔のポップスの1曲にスポットを当て、その作曲者やシンガーの話を聞きながら、その曲を振り返るというもの。 時々見ていた番組だが、ぼくが生まれる前の曲から、若い頃によく聞いた曲まで、守備範囲が広い。 1950年代、60年代、70年代、80年代…。 今週は、ペトゥラ・クラークの「恋のダウンタウン」だった。 1964年の曲だから、東京オリンピックの年。 ナンバーワンヒットで、耳にしたことがある。 ペトゥラ・クラーク本人が出てきたが、もう85歳。 でも、しっかりしていた。 作曲者のトニー・ハッチがこの曲のサビの部分を思いついたのは、ニューヨークだった。 当時、キャロル・キングやニール・セダカが流行っていて、着想を得ようと一人でアメリカ旅行をしたという。 帰国して、メロディを作ってペトゥラ・クラークに聞かせたら、「この曲を歌いたい」と言った。 歌詞もできてないのに、気に入ったということだ。 レコーディングして、手応えがあった。 当時のアメリカのニール・セダカやキャロル・キングのヒット曲とは一味違う、オリジナルのポップスだ。 それも、イギリスのアクセントで歌っている。 ”t”の発音がはっきりしていて、よくわかる。 アメリカ英語なら、あいまいに発音してしまうところだろう。 そして、全米1位を取った。 ちょうどビートルズがI want to hold your handを出した年。 これから、大きく音楽が変わる曲がり角の頃だ。 その直前に、「恋のダウンタウン」がヒットした。 そんなストーリーが毎回語られる。 曲をバックに、ゆかりの土地の風景や人が映る。 今回もロンドンやパリの街並みがきれいだった。 どういうわけか、その時間になると見てしまう。 今週から録画予約した。 |
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