考えたこと2

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国境はどこにある
SKY-FMというインターネットラジオのFM局のことはこないだ書いた。

この局はジャズ、ロック、ポップス、クラシック、サルサ、ボサノバ、JポップなどをほとんどCMなしでオンエアしている。
正確にはOn the Air ではなく、On the Internet というべきか。

Vocal smooth jazzというのを聞きながら、これを書いている。
こういうのは、考えるジャマにならないから、なかなかいい。

これ以外にもたくさん局はある。
聞きたい音楽のジャンルに合わせて選べば良い。
アメリカはもともとFM局がたくさんある国だから、インターネットのラジオもたくさんあるのか。

インターネットでこんな曲が聞けるというのは、まあ言えばネット環境があれば、BGMのために有線放送など契約する必要はないということだ。
その気になったら、録音もできる。
インターネットラジオ専用のタイマー録音とか、いろんな局を回って、ジャンル指定で録音できるソフトもできているようだ。

日本にもラジコというラジオ局がある。
ぼくのところからアクセスすると、朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、FMCocoro、FM802、FM大阪、KissFM、ラジオ関西、ラジオ日経という、本物のラジオで聞ける局だけが表示される。

アメリカの局が自由に聞けるのに、どうして日本のラジオ局はこうなるのか?
FM東京のホームページにアクセスしたら、放送が聞けるのかと思ったら、そうはなっていない。

どうも、IPアドレスで居住地を判断して、その居住地域で聞けるラジオ局を表示するというややこしい方法で局は選ばれているらしい。
抜け道はいろいろあるようだが、ややこしい。
どうしてこんなややこしい事をするのか?

どうも、地方局では、人気のあるオールナイトニッポンや人気DJの番組を買っていて、それを製作した局(ニッポン放送やFM東京など)で直接聞けてしまうと、地方局のスポンサーが離れてしまうから(当たり前)らしい。

要は電波の放送なら届かなかったのに、いまさらインターネットで世界中同じ状態になっても、困るということだ。

なるほどなあ。

理屈はわかるが、それがインターネットだから、仕方がないような気もする。

地方のラジオ局は、それなりに面白い放送を作ればいいのだが…。

今なら、DJの人気に頼らなくても、企画さえよければ、面白い番組を作れると思う。

| | 考えたこと | 21:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
人はパンのみにて…
新約聖書「マタイ伝」第4章に書いてある言葉。

「人はパンのみにて生くるに非ず」という。
その意味は、大辞泉によると、「人は物質的満足だけを目的として生きるものではない」ということだ。

長いこと、この言葉の具体的な意味を思いつかなかった。
具体的な意味とは、例えばこういうことだ、と言えるもの。

これは「何のために働くのか」という問いに対して、「お金のため」とか「家族を養うため」「生活するため」などの答えが出たときに言う言葉だと思う。

「人はパンのみにて生くるに非ず」

社会生活を営むのに必要なもの−お金−を儲ける、ということは、パンに相当する。
まさに物質的なもの、と言っていい。
それは必要なものだが、それだけで生きていけるというものではない…ここが難しい。
中には仕事は仕方なくやるもの、というふうに思う人もいる。
しかし、きっとそれだけではないと思う。

お金のために働くというのは当然のことで、それは改めて働く理由を尋ねる意図ではない、ということだ。

お金以外の理由を持っているか、何も考えていないか、という事を問っている。

みんなのために働きたいとか、社会の役に立ちたいとか、自分の力を試したいとか、答えは何でもよい。

要は「人はパンにみにて生くるに非ず」ということだ。
本当に社会に出て働けば、お金以外の目的を見つけざるを得ない。
また、それは仕事に真剣に取り組んでいると見つかるものだ。

人の役に立っているとか、何かのために生きるとか、そういう感覚。

キリストは、おそらくそういう事を言いたかったのではないかとぼくは思う。


| | 考えたこと | 01:26 | comments(0) | trackbacks(0) |