考えたこと2

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年をとったから、大人になれるとは限らない
今日の朝のドラマでの斉藤由貴のセリフ。

「年をとったから、大人になれるとは限らない」

斉藤由貴の役どころは、舞台となっている甘玉堂という老舗の和菓子屋の亡くなった主人が、外で生ませた子供というもの。
主人公のお母さん(鹿の子)の異母姉妹になる。
名前はきなこ。鹿の子ときなこ、和菓子屋らしい名前だ。

一度甘玉堂を訪れ、出生を隠して働き、それがばれてしまった。
その時に祖母役の吉行和子に「あなたは決して望まれなかった子ではありません」と言われ、和解した。

そのきなこが、自分の子供を作るかどうかで迷い、主人は主人でカッとなって言ってしまった一言を苦にして離婚しようとする。

離婚寸前というところで、結局和解するのだが、その時に縁側に座って、きなこが言ったセリフ。

「年をとったから、大人になれるとは限らない。」

これは真理だと思う。
大人になるには、年をとることが必要だ。でも、それは必要条件でしかない。
では、十分条件とは何だろう?

大人になるには、覚悟が必要だ。

もう親の世話にはならない。
自立して働き、一人で暮らしていく。
自分でしたことには責任を持つ…。

でも、そんな外見的なことよりも、大切なことがある。

「自分よりも大事な何か」を見つけること。

ぼくはこれが大事だと思う。


| | 考えたこと | 20:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
ミッシング・リンク
これは、「失われた環」「失われたつながり」と訳される。
生物学の言葉らしい。

この言葉を何で最初にみたのか…。
推理小説かSFだったと思うのだが、定かでない。

大辞林によると、

進化において、生物の系統を鎖の環に見立て、その欠けた部分(間隙)に想定される未発見の化石生物。始祖鳥(鳥類と爬虫類との間)・アウストラロピテクス(人類と類人猿との間)の化石などの発見は、その間隙をつなぐ例。

と書かれている。
鎖の環だからといって、ミッシング・リングではない。リンクだ。

それから転じて、生物学以外でもミッシング・リンクという言葉は使われる。

AとBをつなぐもの。それがあるはず…というときに、ミッシング・リンクを探すというふうに使われる。
推理小説などでは、この使い方が多い。

この使い方が好きだ。
なぜ好きなのかわからない。
日本語にはない語感があるからかもしれない。
ミッシング・リンク…失われたつながり。

まだ見つかっていないが、必ずある。

そういう確信をもつ…、ロマンチックだ。



| | 考えたこと | 00:55 | comments(0) | trackbacks(0) |