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2005.08.26 Friday
海外のドラマ
昭和40年代の日本の番組についてこないだ書いたので、今回は海外のドラマについて書く。
あの頃は、夜のゴールデンタイムに、海外のドラマが多かった。 古いところでは、サンセット77。これは探偵ものだったと思う。 主題歌がSeventy Seven Sunset・・ここで指を鳴らす音が入っていて、すごく印象的だった。 コンバットは戦争物だったが、親父が好きでいつも見ていた。 舞台はヨーロッパ戦線。サンダース軍曹(ビッグ・モロー)とその部隊の人間ドラマだった。 順番はバラバラだが、ルーシーショーや奥様は魔女、ベン・ケーシー(外科医もの)、鬼警部アイアンサイド、宇宙家族ロビンソン、ペリー・メイスン(弁護士もの)、ローハイド(西部劇)、じゃじゃ馬億万長者、ミスター・エド(馬がしゃべる)、原子力潜水艦シービュー号、ナポレオン・ソロ(スパイもの)、それいけ!スマート、名犬ラッシー、わんぱくフリッパー(イルカ)、グリーン・ホーネット、ザ・モンキーズ、スパイ大作戦、タイム・トンネル、スパイのライセンス・・・数えるときりがない。 懐かしい人は、このサイトで見てみて下さい。年代別にあります。 http://homepage2.nifty.com/retrokan/jnenpu.htm ホントに面白かった。この頃は為替レートが固定で1ドル360円の頃だったから、テレビ局は結構高いお金で番組を買っていたのではないか。 おそらく、日本にはまだテレビの時間枠を埋めるだけの、ドラマ制作のキャパシティがなかったんだろう。 役者の数も少なかったのかな。 おかげで、僕らの小学校、中学校時代はアメリカのドラマがたくさん見られた。 バカでかい冷蔵庫、1リットルくらい入っている牛乳瓶、高架のハイウェイ、たくさんのクルマ・・日本にはないものばかりだった。 とにかく、かっこよかった。外人コンプレックスはこの時にできたと思う。 最近のものは、女刑事キャグニー&レイシー、ビバリーヒルズ高校(青春)白書、アリー・マイラブ(時々見た)、サンフランシスコの青い空、シカゴ・ホープ、ザ・プラクティス、フレンズ、ダーマ&グレッグ、スピン・シティ(マイケル・J・フォックス)、ボストン・パブリックなど。 でも、今は海外ドラマは深夜にしか放送していない。 ケーブルテレビでないとやってないものも多い。 長いものは、何年もにわたって続き、出演者がだんだんその役になってしまう・・という感じである。 役がその役者なのか、役者がその役なのか・・本当にその人がなりきってしまう。 その回だけのエピソードと、何回かにわたって続くエピソードが入れ子になっていて、すごくよくできた脚本が多い。 (よくできたものしか、日本には来ないのか。) 今は日本のテレビ界は大きくなり、すべての時間枠を日本製の番組で供給できるだけの力がついた。 そのおかげで、くだらないバラエティや、最初から放送回数のわかっているドラマ、短いカットばかりのドラマなどが、粗製濫造されるようになったんだと思う。 たしかに、芸人を何人か集め、適当にしゃべらせる番組なら、作る方も楽だし、脚本も何もいらないし、金もかからない。ロケもないし、セットも毎回同じだったりする。 良質の海外ドラマを買うより安いだろう。 でも、昔のように、海外のドラマをもっとやってほしいと思う。 いいものはいいのだ。 買ってきて、吹き替えて、放送するだけなんだから、安いでしょう。 みなさん、懐かしい番組あるでしょう? |
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