考えたこと2

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83対0
83対0という結果を見て、野球のスコアだとはなかなか思わない。
でも、本当にそういうスコアの試合が公式戦で行われたらしい。
夏の甲子園の千葉県予選2回戦。

片方の学校は野球に力を入れ、2017年から甲子園出場経験のある監督が就任しており、部員数は100人くらい。
もう片方の学校は全日制と単位制、通信制を併設する学校で、2006年に1回勝っただけで、あとは負けている、部員数は10数人。

本気で甲子園に出て、学校を有名にしようと学校法人が金の力を使っている学校と、普通の部活の学校だ。
以前も何度か書いているが、高校野球はビジネスになっている。

強くする方法があって、金とコネがあれば、比較的簡単に甲子園に出ることができる。
その証拠に、最近の高校野球は聞いたことがない学校がたくさん出場する。
そんなに簡単に強くなれるんだろうかと思っていたが、現実にそうなっている。

高野連は野球留学を無制限に認め、いくらでも他府県に行けるようになった。
甲子園出場経験がある監督を雇う、というのはその監督がいれば、選手が集めやすいということだ。
都市部で野球をやっている中学生に声をかけて、いい選手を揃えるのだ。
リトルシニアリーグという中学生野球団体など、そのためにできたのではないかと思う。

有り体にいえば、そういうところにシンジケートができてるのだろう。
そのスジに頼めば、都合をつけてくれる、というやつだ。
だから、雪国や地方の代表など、ほとんどが都市部の出身者ばかりになる。
もちろん、寮を作り、夜でも練習できるように設備を作り、雪国の場合は体育館も専用で作る。
そうすれば、簡単に強くすることができるという仕組み。

そういう仕組ができてしまっているから、83対0という試合が発生する。
圧倒的な差がつかざるをえない。

これが部活動と言えるのだろうか。

もう甲子園も曲がり角に来ているのではないか。


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