考えたこと2

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学則
学校法人のバイブルというと、学則になると思う。
ぼくの行っていた学校法人では、これは厚さ10センチ弱のB5サイズのもので、毎年改訂がある。
バインダー状になっていて、改定されれば、そのページだけ配布されて差し替えていた。

これを持つのも特権階級の証?で、事務では課長以上、教員では学長、学部長、学科長に配られていたと思う。
学則を知っていることは大事だが、持つのが特権階級というのも時代錯誤だと思ったが…。
ルールはみんなが知っていたほうがいいのだ。
だから、どうして電子化してみんなに閲覧しないのかと思っていた。

総務の人はいつも会議に学則を持って来ていた。
たくさん付箋が貼ってあって、使い込んだ、という感じのもの。
定例の会議等で何か意見が出ると、すぐに学則で調べ、その件は規程ではこうなっています、などと言う。
こういうのが、優秀な官僚というのだろう。

学校法人の前にいた会社は、当時あまり規則に関してうるさくなく(もともと外資系だったこともあるのかもしれない)、そんな場面を見たことがなかった。
それはそうだ。
競争に勝とうと思うと、過去の事例にこだわってはいられない。

規則というのは、過去の経験に基づいて決めたものであり、それを超えることが原則として求められている時に、規則にこだわっていてはダメだろう。
総務などでは、まだそんなこともあったかもしれないが、技術畑ではあまり関係なかった。
「これをやってはダメ」という設計上のルールはあったが、それをやると壊れる、という類のものだったから、仕方がない。

そんな会社から学校法人に来たものだから、ちょっと面食らった。
まあ、それなりの理由があって学則を決めているのだから、従うのは当然だが…。

議論している時に、学則ではこうなってます、というのを言われると議論ができない。
そうかもしれんけど…、ということだ。
たいがい、そこで思考停止になる。

問題になっている、中高の校則も同じようなものだと思う。
何か特殊な事例があって、それを防ぐために校則ができる。
いったん校則になったら、それが既成事実になって意味を考えずに守ろうとする。
そういう人たちが集まっているのが、学校というところなのかもしれない。

だからこそ、教員の雇用を流動的にしていくべきだと思う。

よそから、違うDNAを持った人たちが入ってこないと、学校は変わらない。





| | 考えたこと | 21:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
ロボット犬
ボストン・ダイナミクスという会社、アメリカの会社だが二足歩行や四足歩行のロボットを作っている。
四足歩行のイヌ型ロボットが、日本の建築会社で働き始めた。
SpotMiniという名前。

ビデオを見て、すごい歩行能力に感心した。
階段であろうが、障害物があろうが、関係なし。
カメラで見て、本当のイヌのように歩く。
キャタピラ型のロボットでも行けないことはないが、床に落ちているものを踏まずに行けるというのは大きいと思う。

ロボット犬の仕事は、建設現場の調査。
いろんな場所に行って、折りたたんでいた首を伸ばして先のカメラで写真を撮ったり、ビデオを撮影したりする。
ボストン・ダイナミクスはこのイヌ型ロボットをパッケージ販売していて、オプションでどういうものを付けるのか、選ぶことができるらしい。
カメラやビデオがこのオプションに当たる。

24時間働く警備ロボットにも使える。
これから人手不足になる日本では、とてもありがたい。
まだまだヒト型ロボットは難しいが、イヌ型は見ていても安心できる。
これなら十分実用になる、という感じ。

少々物が落ちていても、階段があっても、へっちゃらだ。
バックもできる。

もっと他の用途も出てくると思う。

感心したのは、このボストン・ダイナミクスがソフトバンクの傘下であること。
孫さんはエライ。

イヌ型ロボットの未来は明るいと思う。


| | 考えたこと | 00:22 | comments(0) | trackbacks(0) |