考えたこと2

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WTO敗訴
こないだからニュースで、韓国がWTOの上級委員会が福島原発の汚染を理由に、日本産水産物の禁輸を容認している件で、日本が敗訴したということを報道している。
大体のスタンスは、風評被害を理由に禁輸するのは間違っている、というような感じ。

しかし、原発の風評被害を煽ってきたのは他でもない、日本のマスコミだ。
震災のあと、だいぶたっても福島には人が住めないだの、除染が必要だの、科学的に間違ったことを煽るように報道した。
センセーショナルなことのほうが、ニュースソースの価値が高い、くらいの理由だったろう。

住んでいた人を怖がらせ、地元から離れさせ、福島の農産物も水産物もひどい目にあった。
風評被害というようなレベルではない。
マスコミが一部のバカな学者に加担して、デマを報道したと言ってもいいと思う。

未だに日本各地に避難と称して、福島を離れて住んでいる人がたくさんいる。
それは、まさにマスコミの洗脳のせいだ。

WTOの敗訴で、一部のマスコミは福島の商品が安全なことには「科学的裏付けがある」というようなことも言っていた。
それなら、過去に自分たちがした報道が間違っていた、と謝罪報道をすべきだ。

同じマスコミがほとんど反対のことを言っている。
自分たちも本当はわかっているはずだ。
だから、見ていると心なしかやる気のない報道になっている。

外国の人たちも、日本のマスコミがいつまでも騒いでいたから、想像以上にひどい汚染だと思ったのだ。
あの頃、いい加減なことを言っていた学者やジャーナリストも悪い。
しかし、見識もなくその人達を使い、恐怖心を煽るようなことを放送したり、記事にしたりしたマスコミはもっと悪い。
最初は仕方なかったかもしれないが、ある時期以降は明らかにわかっていたはず。

原発では、未だに雨水をタンクに貯めている。
今や飲んでも大丈夫な水を海に放出できない。
それは、漁協が風評被害を恐れているからで、なぜ恐れるかというと、マスコミが煽るからだ。
もういい加減にしてほしい。
そういうことがあるから、福島の水産品を禁輸するのだ。

マッチポンプとはこのことだぞ。



| | 考えたこと | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
独り言つ
「ひとりごつ」という言葉がある。
「独り言つ」という字を当てるんだろうが、最近この言葉を実感する。
もちろん、独り言を言う、という意味だが…。

だいたい、ぼんやりと過去のことを思い出している時が多い。
そういう時に、なぜか「あー、なんでやろう」とかいう声が出る。
これが本当の「独り言つ」ということか、という感じ。

若い頃は全くそんなことはなかった。
思いはあっても、声には出ない。

独り言つ、というのは、単に独り言を言うのではなく、意識しないで声に出してしまうことだろう。
若い時はそういうことはほとんどない。
ところが、年をとると自然と声が出てしまう。
そういう現象だと思う。

ぼくの場合は、後悔に類することが多いような気がする。
なぜか、ふと過去の失敗を思い出し、独り言を言う。

こういう時、行動心理学のギロビッチ博士の言葉を思い出す。

「人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔の方が深く残る」

たしかに、思い出して独り言つのは「行動しなかった」場面のほうが多いように思う。
深く残っているのかもしれない。

長く生きていると、いろんなことがある。
いろんな場面で、後から考えると失敗している。
どういう訳か、そういう場面というのは、わりとはっきり覚えているのは不思議だ。
逆に考えたら、場面を覚えているからこそ、失敗を覚えているのかもしれない。

時には、リフレインのように何度も、その場面が繰り返し頭の中に出てくる。
そういう時に、独り言が出てくる。

ラジオドラマで言っていた「人生はうまくいかないものだ。だからこそ愛おしいのかもしれない。」というのも、含蓄のある言葉。
だから、年をとると「独り言つ」ことが増えるのかもしれない。

こういうのは、年令を重ねないとわからないだろう…。





| | 考えたこと | 00:17 | comments(0) | trackbacks(0) |