考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< January 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
目玉焼き
笑福亭仁智が上方落語協会の会長になったということで、Youtubeで彼の落語を聞いている。
昔から、野球ネタで新作をやっていて、それがやたらと面白かったのが印象的。
何となく師匠の仁鶴の話し方に似てきた。
以前から新作をメインにやっている。
これからは、新作落語の時代なんだろう。

仁智の「多事争論」という新作落語があって、枕がやたら面白い。
枕というのは導入部。
東京と大阪の比較の話。
関西では鉄板ネタだ。
やすよともこなど、この1本でやっているくらい。

それはともかく「多事争論」という噺、目玉焼きにかけるものは何か?というのが話題。
ソースか、醬油かということだ。
噺の中では、大阪がソース、東京が醤油となっているのだが…。
他にも、塩とか、ケチャップ、マヨネーズなどが出てくる。

たしかにウスターソースは関西のものだと思う。
以前(といっても15年ほど前だが)出張で東京の食堂に行ったとき、関西で言うとんかつソースしか置いてなかった。
そのとき、東京支社の人に聞いたら、東京はそんな店が多いとのこと。
今はわからないが…。

観客にも何をかけるか聞いている。
その拍手によると、ソースと醤油と塩がだいたい同数という感じ。
仁智の言い方では、ゆで卵(煮抜き)には塩だが、目玉焼きは塩ではないという。
彼もソース派なのだろう。

ぼくは塩だ。
醤油をかける人も見たことはあるが、ソースはあまり見ない。
まあ、だいたい外で目玉焼きを食べることが少ないので、そんなに見たことはないのだが。
だからこそ、定番というのがないのかもしれない。

おまけに、半熟を良しとするのが常のようだが、ぼくはどちらかというとかたいのが好み。
両面焼いてもいいくらいだ。
ネットで調べると、目玉焼きにかけるもので殴り合いの喧嘩をした人もいるという。
それほどまでに、目玉焼きの好みは人それぞれ。

簡単な料理だが、奥が深い。


| | 考えたこと | 21:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
カーナビ
日本ではまだまだクルマにはカーナビ専用機という感じだが、海外ではナビ専用機は主流ではない。
アメリカではBluetoothでスマホのナビ画面を映す装置がナビの代わりになっているらしい。

カーナビは日本で生まれて、日本で進化したものだ。
日本メーカーがいち早く実用化したこともあったし、さらに道路インフラが貧弱で、渋滞が多く、高い金を出して買う価値があったから、とナビのプログラマは言っている。
しかし、スマホの性能が上がったことと、より多くの個人情報を持ったこと、付帯するサービスのアプリが開発されていることなどで、日本でもスマホの優位性が出てきた。

デジカメやカムコーダー、携帯プレーヤーが、スマホにとってかわられつつあるのと同じようなものだ。
スマホというデバイスが、他のものを食っていこうとしている。

「つながるクルマ」などと言っているが、その主役はスマホとインターネットが持っていくことになるかもしれない。
Uberという、時間とクルマが空いているドライバーと、どこかに行きたい客を結びつける仕組みは、スマホを端末として実現している。
それに類したサービスもこれから増えていくだろう。
スマホにGPSと地図ソフトが提供されているのだから、これからもいろんな仕組みが考えられる。

日本でのカーシェアリングは、すでにインターネットの仕組みを使っているし、駐車場をシェアする仕組みだってインターネットだ。
そのネットと個人を結びつけるのは、スマホなのだ。
もちろん、パソコンでも同じことだが、持ち運べるというのは大きな強みだ。

日本のカーナビの大手はパナソニック、パイオニア、JVCケンウッド、富士通テン、アルパインが上位5社(2016年度シェア)。
それらの会社は苦しいだろう。
実際、若い人たちはクルマは中古の軽でいいし、カーナビはもちろんスマホだ。
余分な出費はカットされる。
ただでさえクルマのカリスマ性は無くなっているが、そうでなくてもどんどん増える社会保障費が、彼らの財布を圧迫している。

携帯電話と同じく、カーナビもガラパゴス化しつつある。
今使っているホンダのナビは、渋滞している道を通るとき、時間が最短になるように案内してくれるという機能がある。
これは便利だと思うが、しかし、使用頻度とナビの価格を考えると、スマホで十分という気もする。

これから、だんだんと日本のカーナビもスマホ連携型に置き換わってくのだろう。
もうすでにスマホと接続して使うというモニターや、一部の機能をスマホで供給できるナビなどが販売されている。

こうやって、グーグルは強くなっていくのだろう。

また一つ、日本の得意な製品が消えていく。


| | 考えたこと | 00:53 | comments(0) | trackbacks(0) |