考えたこと2

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押すと引く
日本のノコギリは引いて切る。

西洋のノコギリは押して切る。
ここまでは知っている人が多いが、では中国のノコギリは引くか、押すか。

これは押して切るらしい。
カンナも同じで、日本と西洋、中国は逆になる。

これは、「引く文化」と「押す文化」ということを象徴しているかもしれない。
自己主張しかり、外交しかり、政治しかり。
日本は引く文化だ。
何か問題が起こると、引いて解決しようとする。

一方、西洋人は自己主張が強く、外交では奸知に長け、政治は強気だ、というのは半ば当然のことと思っている。
だが、多くの場合、彼らがフェアだとも思っている。
いいところも、悪いところもあって、半々になっているというところだろう。

中国についてはどうだろうか。
今の日本では、若い人は中国とあまりつながりがなく、過去に第二次大戦で侵略した国、というところだろう。
しかし、最近は毒入りギョウザとか、中国新幹線の事故とか、その電車の特許問題とか、尖閣列島の問題とか、どうも印象が悪い。
それに加えて、ドラえもんやクレヨンしんちゃんの偽物とか、上海万博の歌の盗作問題とか、どちらかというと、無法地帯のような報道もある。

そんなワケで、若い人たちの中には、中国を毛嫌いしている人もいるらしい。

まあ、それは仕方がないことだ。

しかし、同じ東洋でも、中国と日本は全く文化が違うということは理解されていないように思う。
中国は、西洋に近いのだ。
日本のように引く文化ではない。
押す文化なのだ。

その上、宗教がないから、その文化がモロに出る。

そういうことは、理解しておいたほうがいいと思う。


| | 考えたこと | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
セカイ系
セカイ系、なぞの言葉だ。
こないだ、長男と次男がセカイ系の定義について議論をしていたが、さっぱりわからなかった。

どうも、これはカテゴリーを表しているらしい。
インターネットで言葉を引くと、セカイ系とは「過剰な自意識を持った主人公が(それ故)自意識の範疇だけが世界(セカイ)であると認識、行動する(主にアニメやコミックの)一連の作品群のカテゴリ総称」と書かれている。

また、「きみとぼく←→社会←→世界という3段階のうち、社会をすっ飛ばして“きみとぼく”と“世界”のあり方が直結してしまうような作品を指すという定義もあるようだ」とも書いてある。

見たことはないが、新世紀エヴァンゲリオンなどは、「きみとぼく」が「世界」の上位に来ているらしく、こういうのが「セカイ系」というカテゴリーに入るらしい。

2002年頃にできた言葉だという。

よくわからないが、今の民放のドラマはみんなセカイ系ではないか。

とにかく、出てくる人が少ない。
予算の制約があるのだろうが、極端な話、病院のシーンで担当医と患者しかいないとか、医局のメンバー数人でだれもいない廊下で話をするとか、病院では考えられないようなシーンが多い。
そして、とにかく主人公と周りの登場人物以外は存在しないかのようだ。
これはセカイ系の定義に合う。

今の日本人がセカイ系なのかもしれない。

世界にひとつだけの花、というのもセカイ系の歌か。

なるほど。

そう理解すると、よくわかる…。


| | 考えたこと | 02:40 | comments(0) | trackbacks(0) |