考えたこと2

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音声UI
こないだ朝のニュースで、スマートスピーカーを高齢者に配って、テストをしている自治体があった。
スマートスピーカーはグーグルなどが出している、人間の言うことを理解していろんな事を聞けるスピーカーだ。
ニュースではグーグルのものを配っていたが、「OK、グーグル」と呼びかけると、スイッチが入る。
高齢者は天気を聞いたり、ラジオ体操の音楽を鳴らしてもらったりしていた。
老人会の会計をやっている人は、足し算を話して、結果の検算をしていた。

ひとり暮らしの老人は、家で話し相手ができた、という感想を言っていた。
それは大事だろうと思う。
ペットでも同じこと。
話し相手になる、というのは重要な機能だと思う。

家族がどんどん減っていき、仕事も少なくなってくると、話し相手がなくなる。
ペットロボットのaiboも、声をかけて寄ってくる、というのがいいのだと思う。

そういう機能を実現させるのが、音声UI。
UIというのはユーザー・インターフェースのことだ。
音声でコミュニケーションして、答えられるようになると、キーボードが要らなくなる。

ぼくは、この音声UIによるコミュニケーションが、これからの日本でのボケ予防などに使われるべきだと思う。
動かないけど、ヒト型のロボットで、話すことが目的。
これが一番ほしいもの。

第二次大戦でドイツの暗号を解読したコンピューターの生みの親、アラン・チューリングが、人工知能の定義として、普通に世間話ができること、と言った。
それができるマシンを「チューリング・マシン」という。
今はその入口まで来ている、ということだ。

実際、スマホの日本語音声入力の精度はすごく上がった。
ほぼ間違わない。

ちゃんと聞ければ、あとは会話だ。
検索履歴でその人の興味の領域を知り、SNSでどんな友達がいるかなどがわかっていれば、チューリングマシンもどきはできるかもしれない。
単にものを注文したり、天気を聞いたりするだけではなく、その人に合った話題を提供し、会話を成立させるような人工知能だ。

そのためには、個人情報をIT企業に公開しないといけない。

いい話し相手ができるなら、ぼくはそれもアリだと思う。

この年令になったから、そう言うのだが…。


| | 考えたこと | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
図面の仲間
昨日は前の会社で、図面の仕事をした仲間と久しぶりに会って宴会。
夕方5時から、11時前まで約6時間、ずっと梅田のアメリカンバーで飲んだ。
そんなに長いこといたとは思わなかった。
約2年ちょっと続いた仕事の関係者とは、今会っても話が尽きない。

まだ会社にいるのは一人だけ。
その一人ももうすぐ定年を迎える。
たしか、ぼくが会社を辞めた年にシステムが本格稼働したから、もうまる15年経つ。
バージョンアップをしたらしいが、まだ今も動いているらしい。

と言っても、飲みに行ってもう図面の話などしない。
各々の近況や、適当な話題で時間が過ぎていく。
だいぶ飲むには飲んだが…。

図面の仕事をしたのは、その時その担当だった人たち。
別に気が合うから、仲間になったわけではない。
でも、一緒にやっている間に気が合った。
一つの目標に向かって何かをするということは、そういう気分になる。
それでも、会社をやめて10年ほど経って、声をかけたら集まって楽しく話ができる、というのはめったにないことだ。

もうすぐみんな会社を辞める。
辞めても、仕事の縁でつながっている。
でも、もうその仕事の話は出ない。

こういうのが会社づとめをしていた人の人脈なんだろう。
ただ、日常的に会えないから、どうしても疎遠になる。

こういう付き合いをどうやってキープするかは、難しい。

頑張ってやっていこう。



| | 考えたこと | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
イチロー杯
イチローの名を冠したカップがあるのを知らなかった。
今年で23回もやっている。
「イチロー杯争奪学童軟式野球」というのが正式名称。

「イチロー杯表彰式でイチローが伝えたかったこと」という日経の記事を見て、びっくりした。
そんなカップがあったのか。
去年の12月23日に表彰式が行われたとのこと。

イチローがその席で熱く語ったことは、

「みんなに伝えたいことは、自分ができると思ったことは、必ずできるとは限らないけれど、自分ができないと思ってしまったらそれは絶対にできない、ということ」

「周りができないということはたくさんあるんだけれども、それでも自分が頑張っていたら、最後はできることがたくさんあります。できないことももちろんあると思うけれど、自分の中で自分の可能性を決めないでほしい」


「人がどんな人間かっていうのは、人が見ているところで見える姿ではなくて、人の見えないところでどんな自分であるかということが、その人であるのかなという気がします。自分一人で頑張らなきゃいけないときに頑張るというのは力がいるし、難しいことなんですね。だから、常に自分に自分はどうなんだということを問うというか、そんな人間、大人になってほしい」


「僕はそれをできているとは決して言えないんだけれども、(昨年)5月頭にゲームに出られなくなってから一人でトレーニングをしたり、バッティングをしたり、ボールを投げたり、ほとんどがそういう時間だったんですね。で、そこで思ったのは、自分でこれを続けられるかどうか、続ける自信があるかどうか。手を抜くことも同時に簡単にできてしまう。でも、そこで手を抜いてしまうと、最後、シーズンを終えたときに自分が自分に負けてしまったような感覚がきっと残ると思った。今年(昨年)、それは自分でできたんじゃないかなと思っている」


だった。

さすがイチロー。
記者も書いているが、これは去年プレイヤーを外れても練習を続けた経験を語ったものだ。

彼の去就は決まっていないが、まだまだ選手としてやってほしいと思う。



| | 考えたこと | 10:48 | comments(0) | trackbacks(0) |