考えたこと2

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ケプラー宇宙望遠鏡
11月17日、ケプラー宇宙望遠鏡の運用が完全に終了したとのこと。
英語で言えば、”Mission Completed”というところだろうか。

ケプラーというと、天体の動きの法則を見つけ、それを体系化した人だ。
太陽系の惑星が太陽の回りを楕円の軌道で運動しているということと、太陽と惑星の間には引き合う力がある、ということを発見した。
その名前を冠した宇宙望遠鏡だった。

地球から星を観測すると、大気の影響を受けるから、なかなか正しく観測できない。
ケプラーは宇宙から観測するので、大気や天候の影響は受けない。
そのおかげで、たくさんの恒星を発見した。
また、恒星だけでなく、恒星の周りを回っている惑星を観測した。

惑星は光らないから、直接観測はできないが、恒星の前を横切るときに恒星の明るさが変化する。
横切られるから、光が減少するのだ。
それをケプラーは観測した。
一度テレビでやっているのを見た。

太陽系のように、恒星の周りを惑星が回っているという星たちがたくさんあったということだ。

2009年から3年間の予定で運用が始まったが、それが9年目まで伸びた。
今は地球から約1億5000万キロ離れたところで太陽の回りを回っているとのこと。
電波の速さが秒速30万キロだから、ケプラーと通信するのに8分ちょっとかかるところだ。
遠いところまで行ったものだと思う。

運用を終了するコマンドは「Goodnight」。
打ち上げた当初から、そういうコマンドで終わることを想定していたのだろう。
作った人はそのコマンドを打つときを想像したのだろうか。

重さ1トンの大きな望遠鏡。
宇宙ではけしつぶのような存在。
それでも、9年間ケプラーと付き合ってきた人たちは、ケプラーを人間のように感じていたのだろう。

こういうところに、宇宙を研究している人たちのロマンを感じる。
宇宙を見ていると、そういう気持ちになると思う。

きっと担当者は万感の思いを込めて最後のコマンドを打ったはず。
その日がヨハネス・ケプラーの命日だったのは偶然だと言っているが、そんなはずはない。
きっと敬意を表したのだろう。

宇宙のロマンだ。




| | 考えたこと | 20:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
電車のマナー
ぼくは時差出勤が多く、ラッシュアワーの電車に乗ることは少ないが、電車の中でのリュックはちょっと考えてもらいたいと思う。
座席の間で、背中にリュックを背負った人が向かい合わせにいると、通せんぼ状態になる。
リュックを下ろして自分で持つか、体の前に持っていくかしてくれたらいいのだ。

若い人たちは学生だけでなく、通勤にもリュックという人もいて、車内空間が狭まった感じがある。
また、今のリュックはかなり容積が大きいから、余計にジャマになる。

ヘッドフォンの音漏れは、ヘッドフォン自体が良くなってほとんどなくなった。
ウォークマンが出た頃は、よく電車の中でシャンシャン聞こえていたものだ。

携帯やスマホの会話もほとんどなくなった。
今は却って年寄りの方が多いと思う。

電車の改良も進んだ。
長椅子を3つに分けて、3人、2人、3人と8人座れるようにしている。
端っこが好きな人は、区切りが2つあるので、8人がけのうちなんと6人分が端っこになる。
あれはナイスアイデアだと思う。
ああいうのをデザインの勝利、というのだろう。

逆に気になるのは、席が空いているのに、立っている若い人たちが多いこと。
ぼくらが若い頃に比べると、圧倒的に年寄りが増えた。
年寄り優先の座席も増えた。
だからといって、電車が空いているのにそこには座ろうとしない。
エライなあ、と思うのだが、ちょっと気の毒な気もする。

座席を譲るような状態になるのがイヤで、立っているのだろうと思う。
その気持もわかるのだが…。

また、ぼくは週に3日JRの大阪駅を利用するのだが、ここの駅のアナウンスはめちゃ大きい。
インバウンドの旅行者が増えているせいか、録音の音声だけでなく、実際にマイクでアナウンスする。
これがわかっている人にとっては、うるさい。
事故が起こってはいけないし、外国人の人たちへの配慮もあるのだろうが、とにかくうるさい。
自衛するしかないので、耳栓型のイヤホンをつける。
これでだいぶ楽になった。

でも電車のマナーで気になるのは、どっちかというと高齢者の方だ。
3人がけのスペースを3人座れないように座ったり、カバンを膝の上ではなく、自分の脇に置いたりする。
そういう事は、若い人はほとんどしない。

少子高齢化で若い人が減り、電車の中でも肩身が狭いように見える。

電車の中は、世の中を表しているようだ。


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