考えたこと2

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芸術選奨文部大臣賞
山下達郎が芸術選奨文部大臣賞を受賞したとのこと。
彼ももう62歳。
1つの時代を作ってきたということが評価されたんだろう。
でも、同年代なら小田和正もいるし、吉田拓郎もいるけどなあ。

結婚後の竹内まりやの楽曲はすべて彼がアレンジした。
ぼくはそちらの功績の方が大きいと思う。
彼自身の作品は70年代〜80年代初めの若い頃の方がいい。

特に結婚前の作品が好きだ。
吉田美奈子と組んでやっていた頃のコーラスが抜群。

若い頃はそうでもなかったが、今の達郎を見ていると、本当に「職人」という感じがする。
細かいところにこだわった音作りをするから、気に入ったメンバーしか使わないし、時には自分一人で全部やったりする。
ルーツはアメリカのポップスだ。

道具にもこだわっている気がする。
以前、達郎は使い慣れた打ち込みプログラムを使っており、かなり古いコンピューターを使い続けているというようなことも読んだ覚えがある。
いかにも職人、山下達郎らしい話だ。

自宅のステレオセットなども、結構凝っているんだろう。
さすがに、自分の家専用に「マイ電柱」を立てるところまではやっていないそうだが…。(家庭用の電源でオーディオを聞くと、他の機器を使うと電圧が変動するので、マイ電柱を立てている人は本当にいるらしい。山下達郎情報)

この人、結婚相手に恵まれたと思う。
竹内まりやという逸材を得て、自分の才能を発揮できた。
松任谷由実、正隆夫妻と似ている。

クリエイターというよりは「職人」という感じ。
器用さが才能に勝っている。

受賞おめでとうございます。




| | 考えたこと | 21:52 | comments(2) | trackbacks(0) |
クルマの進化
インターネットやコンピューター、視覚の代わりになるデバイスの発達が、クルマを変えようとしている。
アップルやグーグルがクルマを作る時代。
既存のカーメーカーは危機感を持っているらしい。

Nvidiaというと、画像処理専門の半導体を作っている会社。
普通のパソコンのグラフィックを制御するチップの会社だ。
この会社がクルマの目を制御することになるという。
AudiがNvidiaと10年前から共同開発をしているとのこと。

この会社は、クルマについているカメラの画像を処理するチップを開発した。
グラフィックチップは今でも非常に高速だ。
新しいチップは、テラフロップス(1秒間に1兆回)を超える演算をして、最大12台のカメラで捉えたイメージを同時に処理できるという。
Deep Neural Networkという技術を使った人工知能で、「Deep Neural Networkを自動車に応用すると、単にオブジェクトを認識するだけでなく、置かれた状況を理解することができる。」とのこと。

スゴイ技術だ。
横断中の歩行者や、一部が見えていない自転車に乗った人なども正しく認識するらしい。
こういう技術がなければ、自動運転車はできないだろう。

単に道を走るだけなら簡単だ。
何が飛び出してくるかわからないのが、リアルワールド。

さらにスゴイのは、夜でも識別ができて、渋滞もわかるという。
前のクルマがブレーキランプを踏んだということも認識して、対応できる。
レーダー無しにカメラの画像だけでやってしまうのは素晴らしい技術だ。

時代はどんどん進んでいる。
スマホやカメラが進歩し、機械学習が進歩し、クルマの各部分が電気的に独立して、要素技術は揃ってきた。
コストを考えなければ、もう自動運転車は可能な領域にきているのかもしれない。

そうなると、古くて新しい論争が出てきそうだ。

はたして、クルマは移動の道具なのか、それとも人間の動くという欲求を拡大したものなのか。

どっちも真実だから、難しい。


| | 考えたこと | 00:49 | comments(0) | trackbacks(0) |