考えたこと2

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13日の金曜日
今日は13日の金曜日である。
15日が終戦記念日なので、今日あたりから終戦の特別番組が始まるのではないか。

ウチの実家では、終戦ではなくて敗戦にすべきだという事になっていたのは、前に書いた。
芋がゆを食べたのも、書いた。

ぼくの代になって、そんなこともやめた。(というか、やるといってもできないだろう)
もう、敗戦というリアリティもない。
戦争をしたのが、どことどこか?という質問が10代、20代から出る時代。

今の80代、90代の人が、南方戦線での状況を証言している。
もうすぐ、語りつぐ人もいなくなるだろう。
そういう意味では、この証言は貴重なものだ。

帰ってきた人たちは、亡くなった人の話をする。
「哀れだ」というひと言。

2011年が開戦70年になる。
それを記念して、NHKが証言を募集している。

こういうことをやるなら、お金を払ってもイイと思う。

南方戦線に限らないが、それでも、南方戦線は悲惨だったろう。

ぼくらには、想像すらできない。
戦争が終わってから、生まれたのを、感謝するだけだ。

だから、歴史を伝えなければならない。

覚えることが多いから、受験で不利だなどと言っている場合ではない。
学校の先生は何を考えているのだろうか。


| | 考えたこと | 13:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
玉砕の意味
NHKの番組で、アッツ島の玉砕をやっていた。

アッツ島とは、アリューシャン列島の隣にある島で、アンカレッジから日本に向かって来るところにある。
もっと南方にあるのかと思っていたら、あんなに北にあるとは思わなかった。
昭和18年、この島で2千人ほどが玉砕した。

玉砕というのは、捕虜になるのをよしとせず、最後まで戦う(=負ける)こと。
ほとんど、バンザイ突撃と同じだ。

当時、大本営発表では、アッツ島の部隊からは何の援護要求もなく、進んで玉砕したと報じたらしい。
これが「玉砕」の始めだった。

実際には隊長から、援護物資や助けてくれという連絡があったらしい。
それを大本営は無視し、放置した。
その後、この無視、放置はいたるところで起きる。
南方戦線など、本当にむちゃくちゃだ。

そのおかげで、たくさんの日本兵が死んだ。

そのような大本営は責められただろうか。

大戦後の東京裁判では、戦犯が裁かれたが、それは当然相手国に対するものだ。

自国兵に対する大本営の態度は、結局裁かれていない。

ちょっと前までは、あれは大本営発表だ、という冗談が通った。
つまり、あれはウソだ、ということだ。

それだけのウソを、大本営がついた。

いまだに日本人は大本営を野放しにしている。


| | 考えたこと | 02:10 | comments(0) | trackbacks(0) |