考えたこと2

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決まり文句
どこか、見知らぬところに行って仕事をするとき、とりあえず何かを連絡したとき…、決まり文句のように使う言葉がある。

「よろしくお願いします」という言葉。

この言葉、考えてみると不思議な言葉だ。
何を「よろしくお願い」するのか、ハッキリしないことが多い。

新入社員が入って、「本日配属になりました○○です。よろしくお願いします。」などという。

これは英語には訳せない。

「よろしくお願いします」の部分には「ベストを尽くします」とか、「皆さんと働けてラッキーです」とかいう言葉が入るのが通例。
気持ちとしては、「若輩者ですが、よろしく面倒をみてやって下さい」というようなものだろうか。

便利な言葉だし、ぼくもよく使うが、意味不明やな…と思いつつ書く。

特に、最後に一文つけ加えて、よろしく…などと書くときには意味不明なことが多い。

だからといって、「上記の件について、実施をお願いします」などと書くと、何となく差し障りがあるような気がする。

これこそ、「和をもって尊しとなす」という日本の文化か。

ということで、よろしくお願いします…。




| | 考えたこと | 22:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
カスに向かって撃て!
前から読んでいるバウンティ・ハンター(保釈逃亡者逮捕請負人)、ステファニー・プラムのシリーズ。

もうこれで11作目になる。
前作は声を出して笑ってしまう場面があったが、今回は控えめだった。

いろいろと個性の強いキャラクターが出てくる。
主人公はハードボイルドらしく、ヘンなところで自分の考えを貫く女性。
この手の主人公は孤独なことが多いのだが、この人は家族を持っていて、それがこのシリーズの特徴かな。
寡黙なお父さん、料理が上手なお母さん、ちょっと神経質なお姉さん、馬が好きな姪、そして葬式好きなおばあちゃん…。
このおばあちゃんはシリーズの名脇役になっている。

毎回乗っているクルマが炎上するのだが、今回もやってくれる。
もう本人も慣れっこになった感じ。

ラストは意外なドタバタで一気に終わる。
これがまた面白い。

ジャネット・イヴァノヴィッチという作者は、このシリーズでベストセラー作家になったらしい。
すでに本国では15作目が出ている。

ハードボイルドのシリーズは、いずれも本のカバーのきれいなものが多い。
ステファニーのシリーズは、前作まで扶桑社ミステリー文庫だったのだが、今回から集英社文庫になった。
カバーのイラストが変わり、ポップな絵になった。これはちょっと残念。

気に入っているのは、V.I.ウォーショースキーのシリーズのイラスト。
ハヤカワ文庫だが、孤独な女探偵という感じが出ている。

…ということで、12作目を待とう。



| | | 01:06 | comments(0) | trackbacks(0) |