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2023.11.05 Sunday
減反政策
ぼくは減反をするのは米が余るからだと思っていた。
でも、そうではなく、米の値段を上げ、農家の利益を守るためだという記事があった。 記事を書いた人は、台湾有事を心配している。 最悪の場合、日本の全てのシーレーンが破壊されるというシナリオだ。 そうすると、輸入に頼っている日本では、食料が足りなくなる。 1億2000万人に米の配給をすると、1600万トンの米が必要。 しかし、今の日本の米の生産量は670万トンしかない。 圧倒的に足りないのだ。 記事にはこうある。 「1960年から比べて、世界の米生産は3.5倍に増加したのに、日本は4割の減少である。なぜか。それは農林水産省が、減反(生産調整)政策を行ったからだ。 減反とは、農家に補助金を与えて米の供給(生産)を減少することで、市場で決まる米価よりも高い米価を実現しようとするものである。これは1970年以来半世紀以上も続けられている。減反を始める前は350万ヘクタールあった水田は、今では235万ヘクタールしかない。」 TPPでもめていた頃、日本の農業という記事を書いた。 あの時から比べても、状況は悪化しているのだ。 日本の米は美味しいと思う。 だから、それを輸出すればいいのだ。 そのためには、農業を大規模化して企業の参入を進めないといけない。 一方で農家の数はどんどん減っている。 企業の参入が何故進まないのかというと、規制緩和が進まないからだ。 農水省、JA(農協)は日本を滅ぼそうとしているのか。 減反に補助金を出している場合ではない。 そんなものはやめて、生産を拡大しないといけない。 どうして、国民を飢えさすような状況を作るのだろうか。 全く本末転倒だ。 |
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