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2012.10.17 Wednesday
日本の非営利法人
日本の非営利法人は「ものを考えない」ところが多いと思う。
こんなことを言ったら怒られるだろうが…。 スポーツ関係の団体は公益財団法人になっている。 高校野球連盟も公益財団法人である。 これらは公益性が高く、そう簡単には作れないらしい。 高校野球連盟や日本陸連などがちょっとオカシイ組織であることは、知っている人は知っているだろう。 Wikipediaによると、非営利団体は「事業を通して得た利益を出資者である株主等に分配するか否か」が営利団体との違い、と書いてある。 岩井克人が、出資者(株主)に対する報告義務が、営利企業にとって、倫理的な行動を担保せざるを得なくなる原因だという意味のことを書いていた。 事業の実施主体と、その事業をやるためのお金(出資者)を明確に分けているところが、株式会社という組織の一番の「キモ」だと思う。 それをしなくてもいい、というのが非営利法人となる。 だから、非営利法人は難しい。 国に対する報告義務を厳格にしたら、それは可能なのだろうが、設立を簡単にしたためにそれができていないのが日本の現状だと思う。 暴力団が運営している貧困ビジネスなど、問題になっている。 これだけNPOが増えたのだから、ぼちぼち法改正してちゃんとやるべきだろう。 2010年に39000団体が認められている。 今は4万を超えているだろう。 コンビニの数が4万6千。 同じくらいの数のNPOがあると思っていい。 なぜ非営利なのか。 営利団体の方がマトモなのは間違いないと思う。 |
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