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2012.07.16 Monday
移動ド
五線譜というのは、音楽をやる上では避けては通れない。
小学校で習う。 ハ長調、ト長調、ヘ長調くらいが出てきた。 ハ長調は一番簡単で、通常のドがドになる。 ト長調は通常のソがドになる。シャープ一つ。 ヘ長調は通常のファがドになる。フラット一つ。 そして、ドレミファソラシドは全全半全全全半という構成。 つまり、ドとレ、レとミの間は全音。ミとファの間は半音。ファとソ、ソとラ、ラとシの間が全音。シとドの間が半音ということだ。 ソがドになったら、ソラシドレミファソがドレミファソラシドになるから、ソラシドレミファソで全全半全全全半という構成になる。だから、ファが半音上がるので、シャープをつけないといけない。 どんなに調が変わっても、同じ事だ。 これがドの音を移動させるという考え方。 ギター弾きはたいがいこう考える。 結局どの調でもハ長調と同じになる。 しかし、これにジャズのスケールを当てはめようとすると、難しい。 いろんな所にシャープやフラットがつく。 例えば、オルタード・ドミナント・7thスケールというのは、ド・レ♭・ミ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♭・ドという音階。 これは難しい。 普通は、弾きながら階名を頭の中で歌いながら弾いている。 しかし、フラットが4つも出てくると、歌えない。 ゆっくりなら、レフラット、ミフラット…、というように歌えるのだが、速くなるとそれが追いつかない。 うまい人は、どうやっているのだろうか。 ぼくはいつからか、この方法でやってきたのだが、ここに来てこの壁が乗り越えられない。 絶対音感がある人は強いような気がする。 ピアノ型の覚え方をすれば、わりとすっくりいけるだろう。 音で覚えるという事になる。 しかし、移動ドでやろうとすると、絶対的な音ではなくて、音の相対的な関係で覚えようとするので、難しいのだ。 どこかで、移動ドから別のものに移らないといけないのか。 さて、別のものとはなんだろう。 |
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