考えたこと2

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ギロビッチ博士
大和証券のコマーシャルを見ていたら、ギロビッチ博士という人が出てきて、「人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔の方が深く残る」という言葉が出てきた。
大和証券のページによると、ギロビッチ博士は1954年1月16日生まれ、米国カリフォルニア州出身、コーネル大学心理学教授とのこと。

http://www.daiwatv.jp/group/cm/profile01.html <・・詳しくはここを

CMでは、アメリカの田舎の小さなお店で、レジにいる女の子をうっとり見つめる少年が出てきて、以下の字幕が出る。

<少年は勇気がなくて声をかけられないでいた。>

<迷っているうちに彼女は突然引っ越してしまった。>

この字幕のあとに「人間は、行動した後悔より・・」というテロップが出てくる。

少年の顔を見て、小さく笑ってしまう。
何ともいえないペーソスがあって、いいCMだ。

「人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔の方が深く残る」・・・そうなんだろうなあ。

でも、時間は一直線にしか流れていないので、一人の人間が二つの時間を同時に生きることはできないから、何かをした時に、それをしなかった時と比較することは物理的に不可能だ。

何かをしてしまってから、する前にもどって、もう一度それをせずに時間を過ごせるなら、比較ができるのだが・・・。
そのためには、バック・トゥ・ザ・フューチャーのようにタイムマシンが必要だ。

だから、あくまで、「行動した後悔」と、「行動しなかった後悔」の比較は仮定のハナシである。
世界中のだれ一人、これを確認した人はいない。

それでも、「行動した後悔の方が、行動しなかった後悔より良い」というのは、一般論としてはおそらく多数の人が認めるのではないかと思う。

理由は何なんだろうか。

変化することは良いこと、という思いか・・・。
積極性の評価か・・・。

実際の結果についていえば、、必ずしも行動した方が良いとも限らない・・と思うが、それもだれ一人確認できた人はいないから、正解はない。

ということは、結果については、正解などなくて、自分でどちらが良かったかを決めるしかないということだ。

それでも、心理的に、「行動しなかった後悔の方が深く残る」というのはうなずける。

だからこそ、逆に、行動しないことを決断するという事には価値があるのかもしれない。

そうではないですかね?ギロビッチ博士・・・。


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